脱どん!では、「資金繰り」について多くのページをさいて詳しく解説していきます。
どうしてそんなに資金繰りが大切なの?
そもそも資金繰りってどんなこと?
今回はこのような素朴な疑問について解説します。
「資金繰り」という言葉は経営や経理に関わっている方であればご存じであるかと思います。
皆さんは「資金繰り」という言葉に対してどんなイメージを持っていますか?
借入金返済がキツイ。
今月代金支払えない。
追加でお金を借りなきゃ倒産する。
・・・
こういった「苦しい」、「厳しい」というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
「資金繰りについてちゃんと考えなければ!」
というときは、会社がピンチの時なんじゃないの?と思っていませんか?
実はそんなことはありません。
資金繰りは、会社の調子がいい時も、成長に向かって邁進している時も、会社を経営するうえで常に考えなければならないことなのです。
資金繰りという言葉はピンチの時の切り抜け方を指すのではなく、もっと広い概念なのです。
資金繰りとは、諸経費や人件費、借入金返済などの支払いに対応できるように資金の動きを把握することを言います。
つまり、会社のお金のやりくりを意味します。
お金のやりくりというところをもう少し詳しく考えると、資金繰りというのは二つの側面で考えることができます。
それは、「実績」と「予測」です。
実績とは、過去に記録した実際のお金の動きのことです。
予測とは、将来のお金の動きを予測することです。
実績をきちんとみていくことで資金増減要因が見えるようになります。
そして、その実績をベースに将来の動きを予測していくことで、ピンチになる前に様々な対策を考えることができます。
この実績と予測を併せて資金繰りといいます。
絶対の事実として、お金が無くなれば会社は存続できません。
お金が無くなれば、どんなに大きな会社でも、業績が黒字の会社でも、倒産することになります。
したがって、資金繰りを考えるということは、会社を経営するうえでとても重要なことなのです。
「資金繰りを考えることは経営そのものを考えること」といえるのです。
資金繰りを良くすることは、会社の発展を意味します。
資金繰りを考えていないということは、会社の経営について十分に考えていないということです。
では資金繰りの改善について、少し考えてみましょう。
資金繰りを良くする方法は、大きく分けて以下の二つに分類されます。
①お金を集める、増やす
②収入と支出の流れを見直す
①の「お金を集める、お金を増やす」とは、銀行からお金を借りたり(銀行融資)、社長や親族からお金を借りて会社に入れる(役員借入・増資)ことです。
この方法をとると資金繰りは一時的には改善します。
しかし、抜本的な対策をとらず同じ状況が続けば、また同じように資金繰りは苦しくなります。
そして苦しくなればなるほど、逆にお金を借りるのが難しくなります。
銀行だろうと親族だろうと、お金が返してもらえるかどうかわからないような会社に、大切なお金は貸したくないからです。
したがって、資金繰りを良くするためには②の「収入と支出の流れを見直す」ことが最優先になります。
収入と支出の流れを見直し、これなら経営が安定して返済もできるはず!と期待してもらえるようになったら、お金を集めやすくなり、さらなる成長のための投資も進めることができるようになります。
収入と支出の流れを見直すには、まずは実績を分析し、お金の動きを把握することです。
お金の動きには、収入と支出の二つの動きがあります。
収入面と支出面それぞれの動きをきちんと把握することによって、問題点がみえてきます。この問題点をひとつずつ対処することによって資金繰りは必ず良くなります。
脱どん!では、資金の動きの把握の仕方や資金繰りの問題点・改善方法などを専門家の視点から紹介していきます。
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