3月16日に名古屋栄で資金繰りセミナーを開催しました。
今回のセミナーは在庫管理改善支援センターの岡本様にご協力いただいて開催することができました。
在庫と資金繰りとの関係については、岡本様のご意見を参考にさせていただきました。
セミナーでは、会社の資金繰りを考えるうえで最も大切なことをお伝えしました。
参加者の方々からは「資金繰り改善のためには現状把握という基本が大切だということが良くわかりました」といった声をいただきました。
また、セミナーの途中でクラウド会計ソフトfreeeの話を出したところ、とても興味関心を持たれていたのが印象的でした。
今後はクラウド会計freeeを活用した資金繰りセミナーもやっていきたいと思います!!
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・売上はあがってるけど、会社のお金の流れがよくわからない…
・お金が回っていくかいつも漠然とした不安がある…
こんな悩みをお持ちの経営者様へ、資金繰り入門セミナーを開催します!
絶対の事実として、お金が無くなれば会社は存続できません。
倒産する企業の99.9%は中小企業、しかも半数が黒字倒産という厳しい現実があります。
中小企業の悩みの上位は、売上・運転資金・コストです。
お金が無い!と嘆いている中小企業は多く、金策に走っている社長様が多いようですが、金策は止血にすぎず、根本的な治療ではありません。
本質的な原因をつかみ、根本的な治療の糸口となるのが、資金繰りの見直しです。貸借対照表と損益計算書からでは見えてこない、資金繰りの改善するヒントが見つかるセミナーです。
お金が無くなれば、どんなに大きな会社でも、業績が黒字の会社でも、倒産することになります。
したがって、資金繰りを考えるということは、会社を経営するうえでとても重要なことなのです。
「資金繰りを考えることは経営そのものを考えること」といえるのです。
資金繰りを良くすることは、会社の発展を意味します。
資金繰りを考えていないということは、会社の経営について十分に考えていないということです。
ぜひ、一度、資金繰りについてじっくり考えてみませんか?
【日時】2017年3月16日(木) 13時半~15時
【場所】栄メンバーズオフィスビル (詳細)
地下鉄 栄駅13番出口 徒歩5分
【料金】3,000円(税込) ※先着5名様、個別無料相談を受け付けます。
【申込方法】下記のこくちーずサイト内よりお申込みいただくか、池田公認会計士・税理士事務所までお問い合わせフォームまたはお電話で直接ご連絡ください。
今回のセミナーは、当事務所の心強いパートナーである在庫管理改善支援センター様とのコラボレーション企画です。
セミナーでは資金繰りと在庫管理の関係についてもお話しします。
●セミナー詳細はこちら↓
●資金繰りってそもそも何?という方はこちらの記事をご覧ください↓
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こんにちは。名古屋の公認会計士、池田詩織です。
昨日、化粧品がなくなりそうだったので慌ててイオンに買いに走りました。
(出産後、自分の化粧品を買うためにデパートに行くことはなくなりました。美容にかける情熱はそんなもんだった。笑)
それぞれ違うメーカーの乳液とクレンジングを買いました。
まず先に、Aメーカーの乳液を購入。
欲しい商品の空箱をカウンターに持っていきました。(男性の皆様はご存じないかもしれませんが、化粧品の中には商品そのものは陳列棚に置かず、空箱をカウンターに持っていき、各メーカーの美容部員さんに出してもらうんです。)
すると、化粧品カウンターで必ず聞かれるのが
「お名前はいただいてますか?」
以前はカウンターで名前を伝え、美容部員さんとの会話を楽しみながら新商品の説明を受けたり、お肌チェックを受けたりといろいろ楽しんでいました。
しかし、そんなに時間使いたくないなーと思い始めてから、
「登録してないと思いますが、大丈夫です!」と答えるようになりました。
それでも美容部員さんたちは嫌な顔ひとつせず、笑顔で応対してくれます。
昨日も同様に「大丈夫です!」と答え、商品を出してもらい、料金を支払いました。料金を美容部員さんに渡すと、美容部員さんがイオンのレジまで支払いに行ってくれます。
Aメーカーの美容部員さんは、レジに行くとき、「新しい美白美容液がでたので、よろしければお手元でお試しください。」とカウンターに置いてあった試供品を紹介してくれました。
私は「はーい。」と答えましたが、試さず、そのまま美容部員さんが帰ってくるのをぼーっと待ちました。
その後、レジから戻った美容部員さんから商品を受け取り、カウンターを去りました。
次に、Bメーカーのクレンジングを買いに行きました。
Aメーカーの時と同様に、欲しい商品の空箱を渡し、名前の登録の有無を聞かれ、「大丈夫です。」と答えました。Bメーカーの美容部員さんも感じ良く商品を出してくれました。
その後、料金を支払い、美容部員さんがレジに向かう際、
「お名前と差し支えないところだけでけっこうなので、お待ちの間にご記入いただけますか?」
と、登録用紙とペンを置いてレジに行きました。
私は言われるまま、待ってる間に名前と生年月日と住所を記入。特にほかにすることもなかったので。
その後、戻ってきた美容部員さんは、
「ありがとうございます。またお時間があるときに、お肌のチェックなど受けてみてください。」と、会員カードと試供品をささっと用意しながら「お肌の調子はいかがですか?」などと会話をして商品と一緒に渡してくれました。
Aメーカーの美容部員さんも、Bメーカーの美容部員さんも、どちらも感じが良く奇麗でした。
時間にすれば、どちらともほんの2、3分の接触です。
しかし、私の中で印象に残ったのはBメーカーの美容部員さん。
このわずかなやりとりの間に、Bメーカーの美容部員さんは、顧客である私の個人情報をゲットし、新商品の試供品を渡すことによってアピールにも成功しています。
一方、Aメーカーの美容部員さんはそれができなかった。
こうやって、ほんの少しの機転で、結果に少しずつ差がつくのですね。
そしてこの差がどんどん開いていく。
今まで、化粧品の商品そのものを陳列棚に置かない目的は、単純に万引き防止のためだと思っていたのですが、空箱と商品を交換するときに美容部員と顧客が直接やりとりする機会を得るためでもあるんですね。むしろこの目的の方が重要では??
考えてみればわかることなのに、今まで気が付かなかった。。。大学ではマーケティングのゼミに所属していたのに。。。
きっとこうやって、日常の中にあるチャンスに気付くか気付かないか、という少しの差も、毎日積み重なると大きくなっていくんですね。
アンテナ高くして過ごしていきたいものです。
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名古屋の公認会計士・池田詩織です。
2017年1月1日の日経新聞の1面(今頃元日の記事ですみません)、
「当たり前」もうない
という大きな見出しが目を引きました。
当たり前と考えていた常識が崩れ去る。速まる一方の技術の進歩やグローバリゼーションの奔流が、過去の経験則を猛スピードで書き換えているからだ。昨日までの延長線上にない「断絶(Disruption)」の時代が私たちに迫っている。
断絶を示す「Disruption」という英単語の由来は、粉々に砕くことを意味するラテン語にある。
盤石に思えた事業やサービスが突然、陳腐になる。デジタルカメラの登場で消えた写真フィルム、ネット通販に押される街の本屋さん・・・・・・。今までもあった断絶は、これから身の回りのあちこちで起きるようになる。
AIなどの「第4次産業革命」が迫り、人口減の衝撃も様々な局面で断絶を生む。私たちはそんな時代に生きている。
(日本経済新聞2017年1月1日より)
まさに会計業界にもそんな「断絶」が起こっているのではないでしょうか?
少なくとも、会計ソフトに関しては、まさに「断絶」したと思います。
従来は、
簿記や会計の知識がないと入力業務は難しい。
忙しい社長さん自らひとつひとつの仕訳を入力する時間がない。
かといって経理を任せる人材もいない。
だから記帳代行というめんどくさい業務は、会計事務所に任せてください!
という考えがあったと思います。
しかし、クラウド会計freeeのようなツールが登場したことによって、
今まで記帳代行を引き受けていた会計事務所の事情が大きく変化したと思います。
簿記なんて小難しいことを知らなくても帳簿が簡単につけられる。
銀行口座やクレジットカードの明細を会計ソフトに連動すれば、
通帳やカード明細を見ながらいちいち全てを手入力しなくていい。
ということは、会計事務所にお願いしなくても自分で入力してみよう
と思う会社が増えるかもしれません。
また、記帳代行を引き受ける会計事務所側の業務量自体が減るため、
会計事務所で入力作業だけしていた人は仕事がなくなる??
という懸念もあるでしょう。
その事実を突きつけられても、今までの記帳代行業務で潤っていた会計事務所は、新参のクラウド会計ソフトを拒絶する。
顧客にとっての利便性ではなく、自分達にとっての慣れたやり方を優先するために、革新的なツールを使おうとしない。
・・・・・・
自分たちの仕事のあり方を、いろいろ考えさせられますね。
クラウド会計ソフトを使うことによって、会計データの入力作業にかかる手間や時間がぐんと減ることは間違いありません。それに伴って会計事務所内の業務も変わるでしょう。
それでもこの先、記帳代行サービスへのニーズが全くなくなるとも考えにくい。
お客様にとっていちばんいいサービスはどのような形なのか、
こちらの事情優先の「会計事務所ファースト」ではなく、
お客様にとって何が最適か、どうすれば成長につながるのか
「顧問先ファースト」の視点を常に持っていたいです。
そして、「税理士業界はなかなか従来の慣習から抜け出せない業界」
と嘆き諦めるのではなく、
「本当にこのやり方しかないのか?」
「本当にこれが最善の解なのか?」
と常に自分の常識を疑ってかかるスタンスでいたいなとも思います。
そうでないと、気付いたときには自分も古い慣習にどっぷり浸かって
「常識的に考えると」とか言っちゃって古いやり方を押し付けていたりして。
恐ろしい。。。
この「断絶の時代」に直面していることを「ラッキー!!」ととらえ、
自分たちらしいやり方で、さらなる付加価値を提供できるように
挑戦していきたいです!
単純に、新しいイノベーションやアイディアに出会うのは、わくわくしますしね。
最後に、同じく元日の日経新聞1面より、力強い言葉をどうぞ。
断絶の時代を拒むか。成長に生かすか。選択肢は私たちが握っている。
古い秩序や前例を壊す断絶の力。湧き出すエネルギーを味方にして進もう。そのときは今だ。
(日本経済新聞2017年1月1日より)
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こんにちは。 名古屋の公認会計士・税理士の池田龍矢です。
今年も残りあとわずかとなりました。やり残しのないように今年できることは今年中にやっておきたいですね!!
今回は在庫削減と資金繰りについて書きたいと思います。
●在庫300億円削減!?
12月20日付の日本経済新聞朝刊に日立建機株式会社が在庫を300億円削減するという記事が出ました。
すごい金額ですよね!ただ、私が着目してほしいのはこの削減金額ではありません。在庫を削減することによる効果を見てほしいと思います。
●在庫の損益、資金繰りへの影響
在庫は会計上資産計上され、損益計算書上は費用にならないため、資金の影響が見えづらいところです。この在庫には様々な投入したお金が含まれています。
在庫には仕入をした原材料のほかに、製造業であれば製造に携わった人件費、外注費用、倉庫保管費用などさまざまな費用が含まれています。会計上はあくまで売上に対応する費用のみの計上となるため、極端な話でいうと、1,000個の製品のうち、500個売れて500個在庫として残っていれば1,000個にかかった製造費用の半分が費用計上され、残り半分は在庫として資産計上されるという理屈です。
会計上の処理によるものが要因で、損益は黒字でもお金がないという状況が起きてしまうというわけです。
そこで資金繰りを改善する対策として、現在保有している在庫を減らすことの検討が行われています。
●在庫を減らすには?
在庫を減らす方法は大きく分けて二種類に分けられます。
①在庫として保有する量そのものを減らす
②製造工程を見直し、改善することで製造、保管する期間を短縮する
①を実行するには販売計画、仕入計画、生産計画と様々な部署と連携して検討していく必要があります。したがって、どのくらいの量にしておけば欠品がなく販売できるのかという観点と、欠品を恐れて多くの在庫を保有してしまう(資金の先行投入)観点とのバランスが求められます。
非常に難しい判断となりますので、このような判断をする際に管理会計を活用していきます。
②の見直しについては、普段関わっていない部署や経営者も一緒になっていろいろな角度から意見を出しあったりすることが必要になると思います。
●まとめ
今回は在庫削減と資金繰りとの関係についてご紹介しました。
改めて、日本経済新聞に掲載されるような大企業でも在庫削減がテーマになるということで、中小企業であっても在庫削減の余地があるということを認識しました。
今回お伝えしたかったところを箇条書きにまとめました。
☑在庫は資産であるとともにお金を先行して使っているものであるということ
☑在庫を必要以上に保有することは資金繰り悪化の要因になること
☑在庫管理を改善していくには管理会計を活用した分析と実際の現場での実務そのものの改善が必要になること
当事務所では資金繰りを改善するための管理会計の活用を提案しています!!
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お金の流れ、マネジメントできていますか?
Flow & Focus Consultingは、あなたのビジネスの成長・発展を会計参謀として支えます。
こんにちは。公認会計士の池田詩織です。
当事務所では、クラウド会計freeeの導入サポートをしています。
●freeeのメリット
このクラウド会計freeeをかなりおすすめしております。
なぜなら、
・簿記の知識がなくても記帳業務が簡単にできる。支出・収入、決済未済・決済完了など、わかりやすい言葉が使われている。
・銀行口座やクレジットカードと連携させることによって自動で入出金データが会計データに取り込まれる。つまり、いちいち記帳をして残高を確認しなくても口座残高との同期ができ、会社全体の最新の預金残高・クレジット利用額が把握できる。
・AIによって、勘定科目を自動で推測してくれるので、定型的な取引なら、内容を確認してポチッとクリックするだけで仕訳が完了する。(これは本当に便利です!!ポチポチするだけでいいなんて…しかも金額が正確!!)
・・・などなど、クラウド会計ならではのメリットがたくさんあります。
しかし、私がこれはいい!と強くおすすめする理由はこれだけではありません。
私たちが中小企業の成長に絶対必要だと考えている「管理会計(マネジメント会計)」との相性がとても良いのです。
通常、会計ソフトというのは、仕訳データを入力し年度末の決算処理まで行うツールです。
この最後の「決算」が目標になります。会計ソフトを使うと、ルール(会計指針や会社法など)に則った決算書を作成することができます。
従来の会計ソフトは、あくまでもルールに則った使い方しかできませんでした。(補助科目を付けたりとかはできますが。)
●freeeはタグで可能性が広がる
freeeには「タグ」という機能が付いています。
タグには、「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」の4種類あり、各仕訳の説明(摘要)に付けていくと、タグごとに集計ができるようになります。
従来の会計ソフトの補助科目の機能に似ていますが、補助科目と違って勘定科目をまたいで同じタグをつけることができます。
例えば、交際費や会議費や福利厚生費や旅費交通費にまたがって「飲食代」というタグを付けてみると、会社全体でいったいどれだけ飲食代がかかっているのかわかります。
さらに部門別(厳密に部門がなくても、部署ごと、あるいは責任者ごと)のタグをつけておけば、どの部門でどれくらい使っているかもすぐに集計できます。
このようにタグを使うことによって、今まで会計データから、勘定科目ごと、補助科目ごとにそれぞれ拾ってきた数字をエクセルで集計して社長に報告…といった手間がなくなります。
いつでも集計した数値を確認できるので、経営者が気になったときに最新のデータを確認することができます。
この便利な「タグ」の機能をうまく使いこなせば、時間も手間もかけずに、決算書の作成を目的とした数値だけでなく、
リアルタイムに経営管理(管理会計)に必要な財務数値を把握することが可能になるのです。
会計データを経営に活かすには、数字を使って会社を成長させるには、クラウド会計freee+管理会計(マネジメント会計)を最大限に活用していただきたいと思っています。
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